日本赤十字社社長
2009年は、ソルフェリーノの戦場でアンリ・デュナンが赤十字の創設を思い立ってから、ちょうど150年目にあたります。赤十字の使命は、「苦しんでいる人を救いたい」という人間誰しもが持っている感情を、具体的な行動に移すことにあります。赤十字国際委員会の代表として被爆直後の広島に訪れたジュノー博士は、このことを身をもって示しました。

この節目の年に、NPO法人「モーストの会」が、博士を取り上げた長編アニメーションを制作されることは誠に意義深いものであり、本作品が、多くの人々に感動を与え、他者を救うための新たな行動へと結びつくことを願っています。
長嶺 義宣

ICRC駐日事務所所長
赤十字思想が誕生して、今年はちょうど150年。この記念すべき年に60年ぶりに駐日事務所を設けました。ジュノー博士が日本に派遣されたのは大戦末期のこと。アニメ・ジュノーが、ICRCの任務を通して博士が目の当たりにした傷つき自由を奪われた人たちに寄り添う人間の力を伝える作品になることを期待しています。
ポール・フィヴァ

駐日スイス大使
スイス人医師マルセル・ジュノー博士はICRC史上最も優れた人物のひとりです。原爆投下後の広島に15トンの医薬品を届け、自ら被災者の治療に当たりました。LLPアニメ「ジュノー」制作委員会は、無償の愛に生きた博士の生涯を紹介するため発足されました。この作品が日瑞親善の架け橋となることを期待します。

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